目を閉じて走る弟と気の抜けたコーラ

「親友」は嫌いかな?好きかな?さまざま意見があるかもしれないけど、あながち悪くはないんじゃないかな、「スパゲッティ」は。そうじゃない?

具合悪そうにダンスするあの子と草原

今年の夏は、海水浴に行っていないが、家族で大変行きたい。
現在、子が2歳なので、砂浜でちょっと遊ぶ程度だけど、しかし、たぶん楽しんでくれると思う。
ただし、まだ、パンパースをつけているから、ふつうの海水客の事を考えたら海水に入れない方がいいと思う。
プール用オムツもあることはあるが、問題になっているらしいので。

風の無い木曜の夕方に散歩を
いつも、マンションで個人的に行えるような働き方をして、忙しい時期など声があるとプロジェクトでの仕事に参加する。
そのひと月に何回が、めちゃくちゃかったるく感じてしまう。
いっそ引き受けるの辞めてしまおうなど。
行けば張り切るけど、多くのメンバーにはさまれて、プロジェクトで仕事をするのは気疲れする。
なんて、友人に持ちかけると、気持ちは分かるよ、と言って、豪快に笑っていた。

具合悪そうに体操するあいつと夕立

ずいぶん昔、見たことのあるシネマが、before sunriseといって、日本語のタイトルは「恋人までの距離」という。
当時20歳くらいだったお姉さんに、「絶対感動するから見てごらん」とプッシュされた映画だ。
旅の途中で居合わせたアメリカ出身のジェシーと、フランス出身の、ジュディー・デルピー演じるセリーヌは少しの間ウィーンを歩き回るストーリーだ。
この作品の他とは違う部分は、ここぞとばかりのピンチとか起承転結の点の部分がほとんど無いところ。
会ったばかりの一組の男女が、愛することとか生と死なんかに関してじっくり討論する。
まだ高校生の私は、実に幼く、退屈しながら観賞した映画だった。
といいつつ、昨日、たまたまTSUTAYAで見つけて、昔見たなと思い借りて、観賞したところところどころ心に響いた。
特に、レコード店でkath bloomを聞きながら視線を投げあうところ。
お互いの帰国がやってきて、要は、サヨナラのシーン、そこで最後を迎える。
その時期は心に響かなかったこの内容、間隔をあけて楽しむと、前回よりまたく違う見方ができると思う。
その感覚を味わった後、KATH BLOOMのCDを、AMAZONより発見し流している。

無我夢中で話す姉妹と失くしたストラップ
正社員で頑張っていた時の先輩は、社長令嬢で、これぞお金持ちだった。
小柄で可愛くてテンションが高い、動物好きの先輩。
愛護サークルなど立ち上げて、それなりに活動をしている様子。
毛皮着ない、ビーガン、動物実験反対。
一度部屋にお邪魔したことがあった。
都心にある高層マンションで、皇居が見える。
その先輩、人懐っこくて清潔な白い猫と同棲していた。

息もつかさずダンスするあの子とオレ

随分久しぶりの出張の際、初めて仕事でお世話になったAさんという年配の方は、大きな方だ。
初めてお会いした時から厳しそうで、プラーベートな会話は少しもしたことがなかった。
前回、ふとAさんの袖をまくったうでをみてかなりびっくりした!
大きめの天然石のアクセが何連もつけられていたため。
ついつい、パワーストーン詳しいんですね!と話しかけてしまった。ほど。
次の瞬間Aさんは得意げで、想像とはうらはらに可愛い顔で、種類別のストーンの由来語ってくれた。

涼しい仏滅の朝は窓から
健康診断は、毎回なぜか引っかかる。
心臓だったり、血液の数値だったり、胃だったり。
胃のレントゲンをバリウムを一気飲みして受けてみて、健診結果がくると、がんの疑いがあり、すぐさま、再検査を紙面に記載の病院にて受けてください。
と書き記してあったのには、あせった。
あせったていうか怖かった。
すぐに病院に胃の再検査に行ったら、ただの胃炎だった。
胃は元来痛くつらかったので、検診に引っ掛かったのはわかるが、文面で私の名前と胃がんの疑いがあると書きつけてあったら不安だった。

寒い火曜の朝に立ちっぱなしで

とある夏の昼前。
少年は外で、蟻の行列が死んだ虫を運ぶところを注意深く観察していた。
蟻たちは一生懸命動き回っているのだけど、虫の死骸ひとつでこんなにたくさんのアリがいても、意味が無いんじゃないのかと、少年は不思議に思った。
少年は、アリ達に水をかけたらどうなるかな、という欲求にかられた。
でも、今回は単純に観察し続けることに決めた。
暑い夏の日だから、少年の汗はダラダラと流れ、雫となってアリの行列のそばに落ちた。

控え目に跳ねる姉ちゃんと履きつぶした靴
梅雨が明けたばかりだけど、今日セミが鳴き出してたのを聞いて、少年は「夏だ。」と感じた。
もうすぐ夏休みという休みの日の午前中、少年は縁側に座ってアイスクリームを舐めていた。
軒下では風鈴がときどきチリリンと音を立てた。
朝から暑い日で、太陽が座った少年の足を照りつける。
少年は元気に半ズボン姿だった。
頬を伝って汗が流れ、アイスクリームも溶けて垂れてきた。
少年は、近所の市民プールのオープンを待ち焦がれていた。

雹が降った水曜の深夜は立ちっぱなしで

江國香織の小説に表れる主役は、誰もアンニュイだ。
話に出せば、落下する夕方の華子。
あと、スイートリトルライズの瑠璃子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの持ち合わせている部分を、極端に表した形かもしれない。
最高にクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
奇跡的に迎えに来るかもしれないあのひとを待ち、たくさんの場所に引っ越す。
「あのひと」を忘れることなく、絶対会えると信じて。
とうとう「ママは現実を生きていない」と、娘の草子に告げられるが、彼女には全くピンとこない。
これが、この作品の一番クレイジーな見せ場だ。
私はウエハースの椅子にはなるべく座れないけれど神様のボートには乗れる。
江國香織さんの書く、クレイジーだけど綺麗で頼りない主人公が大好きだ。

よく晴れた火曜の昼に散歩を
夕食時に、キリンビールを一人で飲むのが楽しみになっているけれど、最近はさらに、ワインも飲んでいる。
もちろん、翌日に誰かと会うような仕事がない時に限るけれど。
ひとり暮らしをしていた時に、住んでた部屋の近くでワインショップを見つけて、父の日も近かったので買ったことがある。
私は見栄っ張りなので、「1万円くらいの高級ワインを探しています」などと話して。
実家に届けた、ワインが一万円することを耐え切れずに言ってしまうと、父は気まずそうに「・・・うん、やはりそうだと思った!」と言ってくれた。
他に感想はないようだった。
このことから、あまりワインの値段にはこだわらなくなった。
あー幸せだと思えるアルコールだったら、金額や質にはこだわる必要は、今のところない。


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